参考書・副読本

小学館の古典セレクションは誠に優れもので原文の読み解き自身はこれ一冊で十分やって行けると思います。ただ理解をよりスムースにするため或いは一歩進んで味わって行くには参考書・副読本があった方がいいでしょう。副読本としては数ある現代語訳から一つ選び古典セレクションに少し先駆けて(一月分くらい)予習をしていくのがいいでしょうか。この現代語訳はざっと筋をつかむために読むもので、寂聴さんでも円地文子でもリンボウ先生でも構わないでしょう。(ボクは読んでませんが橋本治の「窯変源氏物語」まで行くとどうでしょうかね。彼の解説書「源氏供養」は面白かったですけどね)

私が講読会に並行して読んだ参考書は、
 ①現代語訳は瀬戸内寂聴「源氏物語」(講談社文庫)
   一番ポピュラーな現代語訳か。「女人源氏物語」も平易でいい。

 ②「わたしの源氏物語」瀬戸内寂聴(集英社文庫)(宇治十帖はない)
   各巻のポイントを述べた解説書、分かり易い

 ③「光る源氏の物語」大野晋&丸谷才一(中公文庫)
   大国文学者大野晋と大作家丸谷才一の読み解き対談。明解な切り口がいい。
   この場面「実事」ありやなしやと真剣に議論してるのが楽しくなります。

 ④「源氏物語」大野晋(岩波現代文庫)
   源氏物語成立論と紫式部について詳しく書かれているオーソドックスな本

他にも随分色々読みましたが並行しては時間的にも無理だと思います。原文に集中した方がいいと思います。

大和和紀の「あさきゆめみし」も参考になると思います。彼女は相当勉強している。勿論デフォルメが多いけど絵で示してくれてるので衣服・調度・用具のことやらがよく分かる。受験生は読んだらしいので子供部屋の本棚にあるかもしれませんよ。。
 

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参考書・副読本 への3件のフィードバック

  1. 青玉 のコメント:

    物語の全体像をつかむためにリンボウ先生の謹訳源氏物語を少しずつ読んでいますが「明石」で立ち止まっています。
    読みたい本があちこちにごろごろ転がっておりおっつかない状況に陥っています。

    で、今リンボウ先生の御本を目の前にしておもしろい発見をしました。
    表紙の装丁は赤色に白抜き文字だけの何の変哲もないものですがただ一つタイトルの下に黒の記号があるのです。
    その記号が何と前回の源氏香52通りの組香の記号(5本線)なのです。
    同じ記号が現在出版されてる全てに使われているのかどうかはわかりません。
    今読んでる「三」巻では2と3と5が同じで1と4が同じ記号が使われています。
    sassaさんのアルファベットの記号でいけば何番目になるのかしら?
    今度他の巻も調べてみます。
    ただ、リンボウ先生今のところ7巻の(柏木~幻)迄でこのお勉強会の副読本として全巻間にあうのでしょうか?
    少し心配になって来ました。

  2. 清々爺 のコメント:

    コメントありがとうございます。リンボウ源氏読んでおられるのですね。本文でも書きましたが現代語訳は10月からの原文講読に少しづつ先行して読んでいくことでいいと思います。10月までに現代語訳を全て読んでおくこと、、、お勧めしません。それよりも周辺知識をできるだけ仕入れエネルギーを蓄えておくことをお勧めします。
    私の予定では「幻」に行くのは再来年3月です。リンボウ源氏もとっくに完成してると思います

    謹訳源氏物語、源氏香をシンボルマークに使っていますよね。洒落たセンスだと思います。

    ところで私もこのブログを始めて源氏物語関係以外の本をほとんど読んでいません。いくら好きな世界に没頭してると言ってもこれでは、マズイ。注文した「伽羅の香」、今日にも届くので気分転換するようにしたいと思っています。。

    • 青玉 のコメント:

      そうですよね。昨日のことも忘れるこの頃、まずいです。
      直前に予習のつもりでゆっくりペースでいきますね。ありがとう!!

      今から又三重です・・・新車での初めての長距離走行、大丈夫かな?
      まあ、連れ合いが横にいるから何とかなりそう・・・

      帰ったら伽羅の香、感想聞かせてください。
      では・・・

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